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大フィル主体のクラシック音楽の普及啓発を提言

◆辻義隆委員 続きまして、大阪フィルハーモニー協会についてお伺いをしたいと思うんです。
 この間、議会で演奏していただきまして、久しぶりにクラシックを聞いて、またクラシックを聞き始めたんですけれども、ちょっと調べておりましたら、大阪市から、平成7年度からですかね、ちょっと補助金がアップしまして、今、1億1,000万円の補助金を出しているということでございます。文化芸術を守るという意味では非常にとうといことだと思うのですが、非常に大フィルの方も運営状況が厳しいというようなことを伺っておりますので、現況はどうなっているかお伺いできますか。
◎伊東ゆとりとみどり振興局文化集客部文化振興課長 お答えいたします。
 大阪フィルハーモニー交響楽団の運営状況につきましては、平成16年度末時点で、過去10年のうち単年度収支の黒字が、平成13年度及び16年度の2回しかなく、社会経済情勢を取り巻く状況の厳しさも影響しまして、平成16年度末で約2億1,300万円の累積赤字を抱えております。
 また、楽団員の定員が98名のところ、退職者の不補充により現在77名の団員で運営するなど、厳しい状況となっております。
◆辻義隆委員 98名を77名に削減して、今、オーケストラやっていただいているわけで、ただ、朗報というか、平成15年度から大植英次さんに来ていただいて、その効果も徐々に上がってきていると、観客数も増加しているというふうに伺っております。
 これから楽団として運営状況を改善するということで、これまでの間、どのように取り組まれてきたか、また、大阪市の文化振興施策という部分で、大フィルさんがどのように協力していただいているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
◎伊東ゆとりとみどり振興局文化集客部文化振興課長 お答えいたします。
 大阪フィルハーモニー交響楽団の取り組みにつきましては、同楽団が実施する演奏会は、平成16年度に自主公演と依頼公演を合わせまして117回開催されております。このうち定期演奏会につきましては、大植英次音楽監督就任前の平成14年度以前は、フェスティバルホールで年間10日間開催されておりましたけれども、同監督就任後の平成15年度以降は、場所をザ・シンフォニーホールに移しまして、年間20日間に倍増しており、また入場者数も14年度約1万 6,000人から15年度約2万7,000人に、さらに入場料収入も14年度約3,000万円から15年度約6,900万円にそれぞれ大幅に増加しております。大植監督の人気といったこともございまして、大阪近辺のみならず遠方からも多くの鑑賞者が訪れていると伺っております。
 また、多額の累積赤字を解消し、財政の立て直しを図るため、収入増加策といたしまして、企業を中心とする特別寄附の募集を実施するとともに、支出削減策といたしまして、楽団員の欠員不補充、賞与のカットなど人件費の削減に努めておられます。
 また、本市の文化振興施策に関しましては、青少年のためのオーケストラ体験教室等の実施に際しまして御協力をいただき、青少年の芸術文化理解の促進に寄与していただいております。
◆辻義隆委員 さまざまな取り組みをされているということなんですけれども、CDの売り上げに占めるクラシックの割合はたしか1%ぐらいしかない。国民の関心はその程度なんですよね。ですから、ファン層をいかに拡大するかということですから、ファンになってもらえる子供たち、中学、高校、こういったところにもっとさらに訪問演奏とかやっていただきたいと思います。私の提案です。
 クラシックはやっぱり敷居高いというイメージがありますわな。だけれども、CMとか見ていたら結構耳になじんでいるクラシック多いんですよ。そういった耳になじんでいるクラシックの演奏会、いわゆる名曲シリーズとかですね、あと、きのうも御提案ありましたけれども、観衆とのコミュニケーション、触れ合いを大切にしてほしいということで、開演の前にミニコンサートやったり、送り出し、お迎え、いろいろな工夫があるというふうに思います。
 もう一個は、札幌の交響楽団では、ホームページをしっかり設けてはりまして、ここにオフィシャルスポンサーのロゴがついていると、広告収入をしっかり取っているというようなことでございまして、大植さんが今回音楽監督御就任いただいているというこのチャンスをしっかり生かしてもらいたいというふうに思います。
 東京なんかは今、これ御存じですかね、「のだめカンタービレ」という漫画なんです、コミック。これが若い子にすごい人気がありまして、いわゆる音楽大学を舞台にしたコミックなんですけれども、ここに東京の指揮者の方が漫画の中で出演した、そんな工夫がされてて、ちょっと若者の中でクラシックの敷居が今低くなっているということですので、そういう機をしっかりととらえていただきたいなというふうに思いますが、いろいろ提案しましたけれども、いかにお考えでございましょうか。
◎藤田ゆとりとみどり振興局文化集客部長 お答え申し上げます。
 ただいまの委員から御提案をいただきました大阪フィルハーモニー交響楽団と学校との連携につきましては、将来のファン層の拡大につながると、こういったことに加えまして、音楽を通じて青少年の他の分野にも及びます芸術に対する理解力の向上に大きく寄与する、このように考えられますことから、その充実をぜひ図ってまいりたい、このように考えております。
 また、青少年を初め市民の方々にこのクラシック音楽に気軽に親しんでいただきまして、一層興味を持っていただきますよう、各種企画事業におきましても、なじみのある曲の演奏や観客との触れ合いの場の設定を行ってまいりますので、大阪フィルハーモニーともども検討をしてまいりたいと思っております。
 さらに、ホームページの有効活用につきましても、企業との関係強化に関するこの提案につきましては、今後の楽団の活性化や、それから財務面にも役に立つと考えられますので、その実現に向けまして、楽団に対して私どもの方からも働きかけてまいりたいと、このように思っております。
 こうしたことに取り組むのは、大阪ブランドとも言えるこの大植監督がおられる今が絶好の時期であろうと考えております。大阪市としてもこの秋には大植監督のプロデュースによりまして、御堂筋クラシックコンサートを開催するなど、積極的な事業の展開を図ってまいりたいと、このように考えております。
 何にしましても、大阪の芸術文化の貴重な財産でございます大阪フィルハーモニー交響楽団が、ますます市民の方から親しまれる存在となり、発展をしてまいりますよう、今後とも支援、協力を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆辻義隆委員 ぜひしっかり取り組んでいただいて、クラシックのとどろく大阪にしていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。

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