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バスレーン監視員 本当に必要なのか?
2005年10月03日 平成16年度決算特別委員会(公営・準公営)平成17年9・10月


◆辻義隆委員 本日、公明党のトップになりました辻でございます。
 改革マニフェストを市長の方から案をいただきまして、いよいよ大阪市が変わる、変わってほしいという市民の願いを皆さん方が受けとめて、どうこれから行動されるか、その部分で、この公営・準公営の決算がいい端緒になればいいと、そういうふうに考えまして質疑項目を練ってまいりました。
 特に、今回これからやらせていただきますバス事業、これは改革の本丸でございます。改革本部の中でも、この事業をやらずして、改革なくして後の改革はできない、そういうふうに私もポイントを絞りまして、バス事業についてお伺いをしてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
 まず、バス事業におけます平成16年度までの累積欠損金、これ現在 519億円という非常に大きな額になっています。また不良債権もある。事業収支については、16年度は一応表面上これは12億円の赤字で済んでいるように見えるけれども、かなり一般会計から補助金といいますか、繰入金というのがありまして、総額現在 126億円と、16年度決算に投入されているということです。
 そのうち、補助金16億 5,000万円、マニフェストでこのうち一般会計からの基準外の補助金、見直すことになっております。この16億 5,000万円のうちの基準内で11億 3,100万円、基準外5億 1,900万円という数字で間違いないと思うんですけれども、この基準外の部分につきまして見直しをしようということで、改革本部の方も手をつけておられるということなんですが、この基準外、一体どんな内訳になっているのか、項目と額というものをちょっとお伺いをしたいというふうに思います。
◎森本交通局総務部経理課長 お答え申し上げます。
 一般会計からの助成は、市営交通事業が良質な輸送サービスを安定的に供給していくために必要なものといたしまして、国の基準、本市の基準に基づき助成措置が講じられているところでございます。
 公営バス事業に対する平成16年度の一般会計からの助成といたしましては、総額で、 126億 8,500万円でございました。そのうち、総務省の繰出基準に基づく補助といたしましては、共済組合負担金のうち基礎年金拠出金に係ります公的負担相当額補助や共済追加費用相当額に対する補助、また児童手当費用負担相当額補助など11億 3,200万円ございますほか、別に基準外の任意補助がございます。
 任意補助と申しますのは、繰出基準にはございませんけれども、本市としてバス事業の経営状況をかんがみて一般会計が行っている補助でございまして、内訳は、交通環境改善対策費補助が4億 3,500万円、外国人観光客が利用しやすいバス交通の実現に向けた実証実験補助に 1,100万円、またバス利用促進等、総合対策事業費補助といたしまして 9,200万円、基準外合計で5億 3,000万円となっております。
 そのほか、敬老パスなど、特別乗車料金繰入金が87億 1,200万円、コミュニティ系バスに対します運営費補助が23億 1,100万円となっております。よろしくお願いいたします。
◆辻義隆委員 今、基準外の部分についてお伺いいたしましたけれども、バス利用促進ということで、バリアフリー化を進められるとか、今回投資ということで見直したらどうかという話が出ているそうです。これは国との協調補助ということなんですが、必要であったというふうに認識をしておるんですけども、交通環境改善対策というのはどういった事業なのか、なかなか皆さん御存じでないというふうに思います。私の認知するところでは、交通環境改善対策本部員という方がおられるそうで、バスの専用レーンを確保するために出動されていると。ガードマンみたいに、きょうちょっと朝拝見したんですが、旗は持ってはりませんでしたが、案内をされると、バスレーンを確保するために。
 この方々、今何人の体制になっておるかちょっと、それと経費どれぐらいかかっているか、人数と経費だけで結構ですので、ちょっと教えてください。
◎森本交通局総務部経理課長 お答え申し上げます。
 交通環境改善対策本部には70名が在籍しておりまして、人件費は年間約7億 2,500万円となっております。また、補助金につきましては、本市の財政状況が非常に厳しいことから、平成16年度に基準外繰出金の見直しが行われまして、人件費単価がOB職員並みの単価ということで、それまでの60%相当額に減額されましたことに伴いまして、補助金は4億 3,500万円となっているところでございます。よろしくお願いします。
◆辻義隆委員 70名の体制ですよ。経費が7億 2,500万円かかっておる。これまでは一般会計からの補助がほぼフルに出ておったんですが、これが減額をされました。いわゆるOB職員並みの単価にしようということで、人件費の60%相当額になって、4億 3,500万円まで減っていると。でも、OBを雇っているわけじゃないんです。その辺は、結局のところ交通局で補助をしているということになるわけです。皆さんね、一遍レーン見てもらったらわかりますけども、あれが僕、こんな人件費使ってやるような仕事かなというふうに、失礼ですけど思ってしまいます。余りにも単価が高過ぎる。
 今回16年度、補助金ごっそり削られた。単価も見直された。いよいよ来年度は補助がなくなるという話が出ているそうです。見直しですから、もちろんなくなります。これ、今後どうするおつもりなのか。まだこれ公務員で、あのガードマンみたいなお仕事をやり続けられるんですか。その辺のところ、御見解をお伺いしたいと思います。
◎相澤交通局自動車部運行サービス担当課長 お答え申し上げます。
 業務の内容につきましては、バス専用レーンの規制遵守やバス停付近での迷惑駐車防止の指導・啓発などとともに、本市関係局はもとより、大阪府、警察などの運動と連携しました啓発活動を行いまして、バスの定時性の確保に努めてきたところでございます。
 しかしながら、本市の路上駐車台数は他都市に比べ突出しておりまして、交通環境の悪化と、それに伴う交通事故の増加や環境への影響などは深刻な都市問題ともなっておりまして、公共交通機関の優先化策を推進し、利用の促進を図ることは極めて重要な課題であると考えてございます。
◆辻義隆委員 資料配付をお願いいたします。
○福田賢治委員長 辻委員より、質疑の参考に資するため資料の配付の申し出がありますので、これを許します。
◆辻義隆委員 今、コメントいただきましたけども、どうしても安全対策として必要な任務であると。他都市に比べて渋滞も多いから、何とか続けてまいりたいというような御答弁でございました。この仕事を続けたいというお気持ちはどこから来ているのか、非常に私にとっては摩訶不思議でございます。
 今、お配りをしているのは、その交通環境改善対策本部員の勤務表でございます。A勤務、B勤務、C勤務という形で、基本ローテーション1週間は、A勤務、A勤務、B勤務、C勤務、C勤務という形になっております。
 一応バスレーンを確保しようということなんですけども、よくごらんいただきたいんですが、特にB勤務、朝6時20分から仕事が始まりまして、いきなりこれ移動が入っているんですね。専用レーンに行くということなんでしょうが、移動時間が勤務に含まれると。 120分間、7時から9時まで、朝レーンというのがございまして、ここで勤務をされる。その後、また40分間移動、どこに行くかというと、境川にまた移動されるらしいです。そこで60分間休憩をとりまして、休憩をとった後、また境川からバスターミナルなどでの案内業務ということで、移動して 170分間お勤めになるそうです。それからまた40分間移動時間がありまして、境川にまた戻られる。今度また60分休憩をされて、その後30分の待機というのがまたありますね。その後また40分間で移動をして、境川からですよ、任務のところの場所に行って 120分間夕レーンをやる。さらに、それが終わったらまた40分で移動して境川に戻る。
 こんな非効率この上ない勤務表って、僕初めて見ました。何のためにこんなことをするのかというと、これ早朝と夕刻については超勤つくんです。必ず1週間に1回超勤がつくシステムになっている。
 これを、幾ら安全確保か何か知らんけれども、一人頭およそ 1,000万円ぐらいのお金をかけて公務員がやる仕事ですか。納得できませんよ。とにかくこの勤務表をちょっとごらんになってどういう見解なのか、お考えをお伺いしたいと思います。
◎相澤交通局自動車部運行サービス担当課長 お答え申し上げます。
 専用レーンでの遵守業務につきましては、交通規制の時間帯と合わせまして、朝は委員御指摘のように7時から9時まで、夕方は17時から19時までの4時間となっておりますが、それ以外の時間帯には、ターミナルや主要停留所におきまして違法駐車等の啓発並びに排除やお客様の案内、安全確保、またバスの誘導などを行っております。
 なお、交通状況が日々変化いたします最前線での業務でございますため、より厳正な出退勤や労務管理を行いまして、日常的に的確な業務指示、指導が必要であるという観点から、管理職を配置しております本局庁舎への出勤、退社などを原則としておりまして、それに伴い、配置場所への移動が生じることとなりますが、できる限り効率的に配置箇所を組み合わせまして、移動ロスが少なくなるよう努めているところでございます。
 なお、委員お配りいただきました資料につきましては、あくまで基本的なパターンでございまして、例えば大正橋での朝レーン、夕レーン等につきましては、5分、10分での移動時間で済んでいるような内容も含めてございますので、御理解賜りたいと思います。
◆辻義隆委員 基本的な勤務パターンだ、これがそうです。さっきも言いましたけども、一人頭、これ 1,000万かかっているんですよ。きょう僕、朝近くのところを見に行きました。道路に立ってはるんね、旗も何も持ってはらへん。みおつくしのヘルメットをかぶって立ってはる、1人ぽつんと。また数十メートル行くと、今度は2人立っていましたわ、道路の真ん中に2人立っていた。それでまた次行くと1人また立っているんですよね。
 次行ったら、おもしろかったのは、交差しているところなんですけど、その2人は道路に立っていなくて、歩道に立っていて2人でぺちゃくちゃしゃべっとん。何してんのかなと思って後ろで見ていて9時になるのを待っていた。9時きっかりに終わりはりました。
 ところが、車が来る方向をずっと2人で見てぺちゃくちゃしゃべってはんねんけど、その後ろのところにパン屋さんがあるのね。パン屋さんにひっきりなしに車とまるんですよ、駐車されるのね。その指導はされていない、見て見ぬふりですわ。それをとめたら営業妨害になるもんね、普通考えたら。どうされるかというと、バスに向かって、車とまっているからこっち行ってね、こんなん。そんな仕事ですよ。それが安全確保。
 民間の工事現場の方がその前に立ってはりました、2人で。1日立っています、この人。どうぞ、自転車通すのもこうやってやってくれました。ところが、その方たち、道路に突っ立ってるだけですわ。
 今、この方々たちの身分どうかというと、助役なんですよ、助役、助役さんでっせ。それも、30代後半から40代前半の働き盛りです。そんな人にこんな仕事をさせている、どんな業務管理しとるんや。ばかにするのもええかげんにせえ。市民の大事な、一人頭 1,000万円のお金かけている。それをこんな業務させている。これから交通局の未来を担っていくそういう人たちをこんな使い方するなんてひど過ぎるよ。
 その人たちに罪ないですよ。管理者責任ですよ、こんなん。どうマネジメントしていくか、今回改革のトップに上がっているマネジメント改革。非効率をなくそうと、適材適所、人材の配置をして、しっかり人を育てていこうというのが皆さん方の務めじゃないですか。全然できていない。役職名だけはすごいけども、仕事の内容はこうですよ。ひど過ぎます。
 まだ公務員でないといけないとあの方おっしゃるけれども、課長さん、もうそろそろ考え直していただきたい。笑いが出ましたけど、郵政民営化の小泉さんじゃないですけど、公務員でやらなければいけないこと、民間に任せられることを明確に分けないと、事業の仕分けをしないと、むだを省くことなんてできないですよ。この交通環境改善対策本部員、ガードマンみたいなこのお仕事をされている方、果たして公務員として続けることが必要なんでしょうか。局長の明確な御答弁を求めます。
◎岡本交通局長 お答えいたします。
 非常に厳しい御指摘でございます。もともとこの交通環境改善対策本部といいますのは、昭和52年に交通局長を本部長として設置をしたものでございまして、当時、バスのレーンが実際問題として、道路渋滞等で定時運行がほとんど期待でき得ないという状況の中で、交通事業者が必ずしもその責任においてやらなければいけないというとこではないんですが、全市的な立場からその部分は交通事業者が担当すべきであろうということで、52年から結果としては70名の要員を配置しておるわけでございます。
 当時、交通局の考え方としては、確かにただ単に立っていて誘導しているだけということの、外形的にはそうことでもありましょうが、バスの運行の一定の経験を有した方がいいだろうという観点で、今申し上げたようなことをやっておるわけです。
 ただ、役割につきましては、それなりに公共性があるということで、一般会計から基準外とは申せ、多額の繰出金をいただいてきた経過がございます。ただ、委員が御指摘になられていますように、現時点でこの業務を実際に見詰め直したときに、私は全ポイントが不要とは、それは交通局長としては申し上げる気はございませんが、例えば大阪駅前の非常に渋滞するようなところにつきましては、やはりそれなりの要員を配置しなければいけませんし、交通事業者としてやらなければいけないと思っております。
 ただ、70人が、おっしゃるように 1,000万のコストを持った人間がやらなければいけないのかどうかということにつきましては、これは別の議論だと思います。まさにこの間、市長が出された案によりましても、当然不要不急な一般会計の繰出金というものは、もはや期待でき得ないということを我々事業者に突きつけられているわけでございますから、私どもといたしましては、そういう状況を踏まえまして、この問題についても、もちろんすべてが不要ということではございませんでしょう。やっぱり一定の議論はする必要があると思います。しかし今、委員がおっしゃったような意味は、私も肝に銘じて見直すべきは見直してまいりたいというふうに考えております。
◆辻義隆委員 局長が言われたように、当初は確かに必要性もあったのだろうけれども、専用レーンの印もきっちりとついていますし、朝はやっぱりマイカーに乗られる方でも、ここはバスの通り道だからというふうに御配慮もいただいているというふうに思いますので、その辺のところ、しっかりもう一度、事業を精査していただいて、少しでもコストが圧縮できるように頑張っていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。


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