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違反広告物の規制強化を提言 平成16年2・3月定例会常任委員会(建設港湾・通常予算) (公明党1日目)
2004年03月15日

◆辻義隆委員 続きまして、建設局の違反広告物の対策についてお伺いしたいと思います。
 今市内のあちらこちらで大阪市のいわゆる「かたづけ・たい」というのがございまして、いろんなボランティアの方々に参加していただいて、道路上の張り紙や立看板などの違反広告物を撤去していただいております。1月末現在で 181団体、約 2,500名という非常に大所帯になってきておりますけれども、平成15年4月からことしの1月までで16万 8,000件、この違反広告物の撤去をしていただいておる。
 この活動は自分たちの手でこのまちをきれいにしていこうという意欲あふれた活動であります。現に地域によってはこの活動の開始以来、違反広告物が激減した地域もある。
 しかし、「かたづけ・たい」の皆さんの努力にもかかわらず違反広告の掲出を繰り返すという悪質な業者が一方では存在しているんです。行政は現在このような悪質な業者に対してどのような取り組みを行っておられますか。
◎森本建設局管理部路政課長 お答え申し上げます。
 現在、悪質業者の責任追及といたしましては、業種を絞って警告文を繰り返し発送し、それでも是正されない場合は警察等に通報、最終的には屋外広告物条例に基づく氏名公表を行っていくという方針のもと取り組みを進めているところでございます。
 この方針に沿いまして、今年度はまず違反広告物の6割を占める不動産業種に対象を絞りまして、違反行為を繰り返しておりました67社に対して、平成15年5月に第1回目の警告文を発送いたしました。同時に違反者が属する不動産業の業界2団体に対しまして業者名を報告し、文書で是正指導を申し入れたところでございます。
 10月には新たに10社に対しまして第1回目の警告文を発送するとともに、第1回目の警告文発送以降、違反を確認した業者27社に対しまして第2回目の警告文を発送いたしました。さらに、同時に違反業者が属するフランチャイズ親会社6社に対しまして業者名の報告と是正指導、是正がなされない場合は親会社の氏名公表もあり得る旨文書勧告いたしました。
 第2回目の警告文を発送した業者につきましては、3月末までに違反実績を整理した上で、是正がなされていないことを確認した場合は、大阪府警察本部並びに宅建業免許監督官庁である大阪府及び国土交通省に対しまして報告するとともに、屋外広告物条例に基づく氏名公表の手続を進めてまいる予定でございます。
◆辻義隆委員 今、特定の業種に対しまして対策を進めているということは理解できました。しかしそれ以外の業種にも目に余るものがあると思います。皆さんも思っておられると思いますけれども。
 中には景観の保持という観点だけではなくて、青少年の健全な育成環境を守るという観点からも至急に解消すべきものがあるんじゃないでしょうか。本当に悪質な業者は市の最終手段である氏名公表といったことも意に介しません。したがって、今進めている方策とは違った新たな方策の検討も必要ではないかと、そういうふうに思います。
 今、国会に提出されております屋外広告物法の改正案、これを見ますと、違反広告掲出者に対しての規制強化措置としまして、違反行為に対して過料を科すことができる旨の規定が盛り込まれているんです。今の条例にある罰金規定の実際の適用は警察頼みのところがありますので、行政罰である過料の規定を条例に盛り込むことによりまして、違反行為者に対する市としてのより有効な強制手段になるのではないかと、そういうふうに私は思います。
 もちろん業種によっては警察等の関係機関の協力を得ることは不可欠ではありますけれども、市の姿勢を示す意味でも、ぜひとも屋外広告物条例に過料の規定を盛り込むべきだと私は思います。いかがでしょうか。
◎森本建設局管理部路政課長 お答え申し上げます。
 屋外広告物法改正案には委員御指摘のように、従来の罰金に加えまして、新たに過料を科すことができる旨の規定が追加されているところでございます。
 具体的な実施に際しましては、金額設定、対象となる違反行為の選定等検討すべき課題がございますが、悪質業者の責任追及の方策の一つとして、法案成立後、法改正によりまして屋外広告物条例の改正が必要となります他の項目とあわせまして、屋外広告物審議会に諮りまして、各方面からの意見を十分聞いた上で、平成16年度中を目標に条例改正の検討を行ってまいりたいと考えております。
◆辻義隆委員 16年度中を目標にということでございますので、しっかり御検討いただきまして盛り込んでいっていただきたいと思います。
 実は昨日、夜遅くまでここで勉強させていただいておりまして、帰る途中に1台の車が急発進して、急停車するというような行為がございました。急停車した途端に2人の男が出てまいりまして、運転手はそのままじっとおるわけです。何をするんかいなと思ったらポスター持ってるんですよ。それでぱっと張りつけてさっと逃げていくんです。これ、現行犯は絶対無理やなというふうに思いました。それも青少年に害のあるポスターでございます。
 そういった部分で大阪市の美観を損ねるこのような行為には、しっかりと断固とした態度をとってまいりたいというふうに思います。
 大阪のまちが活気あふれるまちとして真に再生していくためには、住民の方々が自分の住む地域を愛する、かつ誇りに思うことで、身近な場所から地域が活性化していくわけで、そういった意味で違反広告物の解消のために市民の方々が自分たちのまちのために一生懸命取り組んでいる。その姿をむだにしてはいけないというふうに思います。
 悪質な業者に対しては強い態度で臨んでいく。行政に課せられたこれが使命だと思います。その趣旨に従った条例改正の検討を進めてほしい。また現行の条例における氏名公表制度についても悪質業者に対して少しでも圧力となるように、公表については、例えばマスコミに発表したり、区役所の掲示板を使うなど有効な方法によって断固たる態度で行ってほしいというふうに思います。


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