お薦め


TAEKO
矢田中学校の先輩で、19歳でヴォーカリストとしてデビュー。
 1983年テイチクレコードよりメジャーデビューを果たし、アルバム5枚、シングル3枚をリリース。
 1995年NHK“みんなのうた”「笑顔が風に戻る瞬間」を大内義昭とデュエットをした頃から、音楽講師としての活動を開始。
 現在では、アーティスト活動の傍らで、大阪・神戸・京都でゴスペルスクールの講師として活躍し、彼女の指導を求めて約200人もの人々が出会いのハーモニーを奏でている。
 私が好きな歌は「ひまわり」。ちょっと沖縄風で、ここちよいメロディーと勇気づけられる歌詞が気に入っています。最近は、本格的なメジャーデビューに再挑戦すると決意をされて、東京に転居されました。がんばれタエコねえさん。
ミラ・ジョボヴィッチ
1975.12.17 ウクライナ・キエフ生まれ
 11歳の時に両親とともにアメリカに移住し、モデルを始める。イタリアの 有名ファッション雑誌の表紙でデビューし、一躍、トップ・モデルに。映画デビューは88年の「トゥー・ムーン」。97年の「フィレス・エレメント」 では8000人の応募者の中からヒロインに抜擢され注目を浴びる。99年の「ジャンヌ・ダルク」で人気急上昇。今後の活躍が注目されるトップスター候補。フィフス・エレメントでの演技力に驚嘆したのですが、ジャンヌ・ダルクでさらに、その演技力は磨きをかけられておりまして、最近のバイオハザードでも、さすがとうならせてくれました。最近公開されたウルトラヴァイオレットは、まだ見ておりませんが……。
ego-wrappin
中森明菜さんがカバーした「色彩のブルース」ではじめて知ったグループですが、けだるくもエネルギッシュなハスキーボイスが心をいやしてくれます。ブルースは、心の叫び。
木を植えた男

J・ジオノ 作/F・バック 絵/寺岡 襄 訳
【著者紹介】
原作者:ジャン・ジオノ(Jean Giono)
1895年、南フランス、プロヴァンス地方マノスク
に生まれ、生涯をこの町ですごす。16歳で銀行
員として働きはじめるが、1914年、第一次世界
大戦に出征。1929年、処女小説「丘」がアンド
レ・ジイドに認められ、その援助により出版。ジ
オノが生活したプロヴァンス地方は、ローマ時
代の遺跡ものこる風光明媚なところとして知ら
れるが、気候は厳しく、アルプス山脈からふきお
ろす冷たい北風が有名な土地でもある。作品の
多くはそんなプロヴァンス地方を舞台に、自分
の体験をもとに書かれている。この作品も自ら
の体験をもとに、20年以上におよぶ草稿づくり
を経て、1953年に書きあげられた。その後、ヴ
ォーグ誌に発表され、少なくとも12カ国語に訳さ
れた。主人公の名エルゼアールは、いにしえの
ヘブライ人の予言者、賢者からイメージをとり、
ブフィエは巨人が息をプッと吹く、あるいは雲の
ようにふくれあがるという意味が隠されていると
いう。ジオノは、その生涯に30冊以上の小説、
エッセイ、映画シナリオ等をのこし、1970年、マ
ノスクで死去した。
画家:フレデリック・バック(Frederic Back)
1924年、ザールブリュッケン(現・ドイツ領)に生
まれ、フランス、アルザス地方で幼少の時をす
ごす。1937年、パリに移り絵画とリトグラフを学
ぶ。1949年、カナダに渡りカナダ国営放送に職
を得る。1968年よりアニメーションの製作に携
わり、以来、8作品を制作。主な作品に「クラッ
ク!」(1982年アカデミー賞短編映画賞)「木を
植えた男」(1987年アカデミー賞短編映画賞)が
ある。本書はこの短編映画をもとに、絵本として
新たに描き起こし、構成した作品で、「クラッ
ク!」(あすなろ書房刊)に続く2冊目の絵本であ
る。制作にあたりバック氏は次のように語ってい
る。『私は15年以上前にはじめてこの物語を読
み、深く感動しました。その後、読み返すたびに
同じ感動を覚え、そこに盛り込まれている多くの
要素を感じとったのです。この物語では、自分
の仕事に打ち込んだ男の献身的な働きぶりが
語られています。その男は、それが行なうべき
重要なことだと知っており、自分の長年にわた
る努力が、将来、大地とそこに住む人間にとっ
て有益であると確信して、何年も無償の行為を
続けていくのです。彼は大地がゆっくりと変化し
ていくのを見るだけで、十分幸福でした。それ以
上のものを、彼は望まなかったのです。この物
語は、献身的に働くすべての人びとに捧げられ
るとともに自分の手で何をしたらよいかわから
ない人や、絶望の淵にある人には心強い激励
となるでしょう』
訳者:寺岡 襄(てらおか たかし)
1937年、東京に生まれる、東京大学教養学部
卒業。訳書にW・H・グッドイナフ「文化人類学の
記述と比較」(共訳・弘文堂)エレン・ハワード「ジ
リーの庭で」(ほるぷ出版)等がある。
 


フランスの山岳地帯にただ
一人とどまり、荒れはてた
地を緑の森によみがえらせ
たエルゼアール・ブフィエの
半生。同名の短編映画は’
87アカデミー賞短編映画賞
受賞した。フランスの作家、
ジャン・ジオノの原作で、フ
レデリック・バックが絵を描
いている。パステル調の美
しい絵と、地道に木を植えな
がら、村を変え、人の心をも
変革していく姿に感動しまし
た。絵本とDVD、ビデオも出
版されており、何度見ても私
は、涙がとめどなく流れてし
まうので、一人で見ることに
しておりました。ぜひ一度ご
らん下さい。
 小説家・新井満氏の書評
があるので、参考にしてくだ
さい(PDFファイルです)。
http://www.japanpen.or.jp/
e-bungeikan/essay/pdf/
araiman.pdf



★第13回 絵本にっぽん賞受賞作


同名の短編映画は’87アカデミー賞短編映画賞受賞


 実は絵本は「木を植えた男」と題されているのですが、小説
版、つまり文章のみの本は、「木を植えた人」と成っています
が、全く同じ内容で、絵があるかないかということです。この
「木を植えた人」を聞くプロジェクトも進んでおり、最近、ホーム
ページを見つけましたので、一度訪ねてみてください。

 



芋たこなんきん NHK朝の連続テレビ小説



 NHKの朝ドラの主演を大好きな藤山直美さんがバリバリ張っ
てる!と感動いたしました。あの絶妙なしゃべくりで大阪独特
のおばちゃんを好演。抱腹絶倒の毎日を送れそうです。
 ほんまにようわろたは今日は。朝ドラは新人の女優さんだっ
たのに……という声もありますが、直美ちゃんこそ朝ドラの救
世主。このところ低迷していた朝の顔に革命が起きました。
視聴率もバシバシ稼ぎました。
シッコ アメリカの医療行政にメスを入れたマイケル・ムーア監督の最新作公開
 マイケルムーア監督の最新作「シッコ」が公開され
ております。銃乱射事件をあつかった「ボウリングフ
ォーコロンバイン」では、銃社会アメリカの現実をスト
レートに伝え、政治とライフル協会の親密度を糾弾し
たため、アメリカ保守から要注意人物のレッテルを
貼られた。
 続く、「華氏9.11」では、ブッシュ大統領の欺瞞性を
追求、こちらも保守派から総攻撃を受け、国中に賛
否両論の議論を巻き起こしたことで一躍世界から脚
光を浴びることになった。
 そして、今作では、アメリカ医療の現実を遡上にあ
げる。世界一の最先端医療を持ちながら、皆保険制
度がなく、民間の医療保険会社がすべてを牛耳る異
常な構造。ヨーロッパや日本から見ると、まるで信じ
られないアメリカの利益至上主義を目の当たりにす
ると、日本に生まれてよかったと正直思うのではない
だろうか。でも、この映画をみて、フランス人に生ま
れれば、もっとよかったと思うかもしれませんね。
 前作との違いは、政府や政治家を糾弾する一方
で、今回のマイケル・ムーア監督は、ただただ攻撃
的なだけでなく、両親との会話や、9.11のボランティア
たちが肺を患い巨額の治療費が払えない実情に心
底同情して共に行動している姿から垣間見る優しさ
とアメリカへの愛を感じさせる点。
 保守派も涙を流したという上出来の作品に仕上が
っている。一見の価値ありですぞ。私も、日本の医療
改革に生かしたい施策がたくさんありました。医療に
おいて、目指すは、アメリカではなく、フランス、イギリ
ス、カナダ、そして、なんとキューバなんです。

ウィキペディアより
 医療保険未加入者が約5,000万人に達し、また保
険に加入しているにもかかわらず、あらゆる手段を
講じて保険金の支払いを拒否することによって空前
の利益を上げる営利主義一辺倒の医療保険会社や
製薬会社と、それに癒着した政治家という構造の、
アメリカの医療制度の問題を取り上げ、事実上、崩
壊に瀕している状況への批判を展開する。自由診療
を基本とする現行の制度から、政府からの支出・政
府による保険のみに一元化した公的医療
(universal health care) へと転換することが主張の根
幹である。アメリカではかつて民主党のヒラリー・クリ
ントン議員がファースト・レディとしての立場(当時)か
ら公的医療制度の整備を求め、議会の反対により
頓挫したことがある。

 劇中ではアメリカの「悪い医療」に対して、イギリ
ス、フランス、カナダ、キューバなどの医療を「良い医
療」として対比させる。極端に悪い逸話の羅列や恣
意的な統計の提示などによりアメリカの医療制度を
徹底的に批判する一方、対照とされる医療制度の欠
点、例えばフランスにおける非常に高い税金や、イ
ギリスにおいて資金削減により病院の倒産や医師の
出国が相次いでいることなどには言及しない。

 2007年のカンヌ国際映画祭では特別招待上映され
た。撮影のため米国政府に申請の上キューバを訪
問したが、米国財務省が同申請書の渡航目的記載
に問題があるとして調査し、カンヌでの上映直前に同
省から通告書を受け取ったことを記者会見の席で明
らかにしていた。 ムーアはこれをブッシュ政権の妨
害行為と断じ、フィルムを没収されないように、カナ
ダに隠したとも言及した。

 映画公開後は、ドキュメンタリー史上第二位の動員
を得、これは同時期に公開された「ダイハード4」を上
回る数字であったこともあり、公開直後に200館での
拡大上映が決定しただけではなく、次期アメリカ大統
領選候補者も、健康保険制度を争点にしはじめるな
どの反響を生んでいる。

シッコ公式ホームページ http://sicko.gyao.jp/





 シッコと日本の医療制度改革
 シッコを見て、思ったのは、今の日本の医療制度
改革は大丈夫なのかという点。福田内閣は、早々
と、後期高齢者の保健制度の見直しを指示しました
し、たくさんの皆さんから、ホテルコストの導入など、
問題点を指摘されています。
 米国のように、民間の保険会社がしきるようなこと
になは、国民皆保険制度のある日本では起きようが
ありませんが、民間企業の医療への参入そのもの
が悪であるかのような批判もどうかなぁと思っていま
す。
 医療法人は事実上民間企業ですし、税の優遇措
置もある。日本医師会が強かったころは、自民党と
はべたべただったのも周知の事実。白い巨塔で国民
から離れていました。
 その医師会が急に国民のためにというのも何か変
ですし、今後は医療行政においては、風通しもよくす
ることは大切なことだと思います。
 病院経営の悪化や医師、看護士不足といった現状
を打開するには、民間の知恵も大切です。本当の改
革を成し遂げ、高齢社会を乗り切るには、さまざまな
角度からの意識改革が必要だと思っています。
 新規参入を狙う新興企業側と既得権益を守ろうと
する薬品メーカーと医師会のタッグチームの熾烈な
闘い。国民は、どちらに与することなく、国民の幸福
に寄与するよいところをそれぞれから頂くぐらいの気
持ちで改革を進めてもらうことが大事かもしれません
ね。
 そのためにも、厚生労働省は、国際的に認められ
た治療法や医薬品の認定をスピードアップし、世界
に冠たる日本の医療を守り、国民を守る気概をもっ
てほしいものです。
 右の図でわかるように、日本の社会保障費は、実
は低く抑えられています。それに比べて、公共事業
費の膨大なこと。ここ数年の公共事業費削減で、お
そらく往事の3分の2程度になっていると予想されるも
のの、それでも国際的にみれば、圧倒的な予算が投
入され、負債を抱えているのが事実でしょう。
 一方で、社会保障分野は増加傾向にあるものの、
産業として土台を築けていません。とりわけ医療分
野は、医療法人への過度な優遇措置が急展開して、
経営難、倒産の山を築きつつあります。病院や医師
が結束して、医療産業の育成と新薬や新たな治療法
の開発による改革を進めない限り、じり貧になること
は必至です。
 国民世論も、政治家も、財務省発信の医療費増大
の恐怖感を植え付けられ、これまでの医療ミス、袖
の下等々、医療への不信感を背景にして、官僚にし
てやられている、医療関係者にとっては分が悪い状
況となっています。
 医師の利益ばかりを代弁する輩を排除し、真に国
民の側に立った方をリーダーにしない限り、失地回
復は難しいでしょう。これまでの医療と政治の力関係
がドラスティックに変わり、ある程度改革が進んだ段
階で、さらにドラスティックな国民の側にたった医療
改革ができるかどうか、私は、改革により医療環境
が疲弊する前に、あらゆる手を打って、社会保障に
対する予算措置を厚くする必要があるのではと思っ
ております。
本当にいい制度改革は可能か
医療制度改革に関するリンク

厚生労働省の意見

医師会の意見

様々な意見





石井紘基の仕事
第12回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
「『日本病』の正体〜政治家 石井
紘基の見た風景〜」 (フジテレビ制作)



故・石井こうき事件の真相究明プロジェクト http://
homepage1.nifty.com/kito/ishii
民主党 衆議院議員 石井紘基 http://www014.upp.
so-net.ne.jp/ISHIIKOKI/
石井ターニャさん(石井氏の娘さん)のホームページ
http://www012.upp.so-net.ne.jp/tanya/
石井ターニャさんインタヴュー http://www.jca.apc.
org/act/new.html
第12回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/backnumber/
12th/03-226.html
「『日本病』の正体〜政治家 石井紘基の見た風景
〜」
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/backnumber/
12th/03-226.html
日本人が知らない 恐るべき真実 http://d.hatena.ne.
jp/rainbowring-abe/20050815
故・石井紘基氏の財務金融委員会議事録( 副題:日
本が社会主義経済であることの証明)
http://www.link-21.com/masahiro/ishikouki.htm
大橋巨泉-内遊外歓423回 http://www.kyosen.com/
naga/naig_423.html
英ガーディアン紙記事(英文) http://www.guardian.
co.uk/japan/story/0,7369,819574,00.html

関係図書:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/
4944154410/amebablog015-22?dev-t=
D3A0EVSPCPV0FK%26camp=2025%26link_code=sp1

石井 紘基
だれも知らない日本国の裏帳簿―国を滅ぼ
す利権財政の実態!

石井 紘基
日本が自滅する日―官制経済体制が国民
のお金を食い尽くす

石井 紘基, 前田 和男, 花岡 一
官僚天国日本破産

石井 紘基
日本を喰いつくす寄生虫―特殊法人・公益
法人を全廃せよ!


2002年10月25日、一人の政治家が凶刃に倒れた。
衆議院議員、故・石井紘基(62)
残されたのは遺族と、段ボール箱、63箱に及ぶ膨大な資料。

石井が残した63箱の膨大な資料の開封、残された家族の姿を通じて、政治家・石井紘基の人生の足跡をたどり、石井が主張した日本崩壊へのシナリオを読み解き、石井の眼に映った「日本病の正体」を探る。

第12回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
「『日本病』の正体〜政治家 石井紘基の見た風景〜」 (フジテレビ制作)

<8月13日(水)深夜2時43分〜3時38分放送>
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2002年10月25日、一人の政治家が凶刃に倒れた。衆議院議員、故・石井紘基(62)残されたのは遺族と、段ボール箱、63箱に及ぶ膨大な資料。
 2002年10月25日、一人の政治家が凶刃に倒れた。
 衆議院議員、故・石井紘基(62)
 残されたのは遺族と、段ボール箱、63箱に及ぶ膨大な資料。議員生活10年、石井紘基はなぜこれだけの資料を集めたのか。そして、石井はなぜ、殺されなければならなかったのか。

 一昨年、FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品「特殊法人レクイエム」の取材で、私たちは誰よりも早く「特殊法人問題」を訴えていた石井のもとを訪れた。自信に満ちた石井の主張に私たちは興味を持った。
 国会議員が持つ「国政調査権」を使った徹底的な追及、調査。石井紘基は「税金の無駄遣い」と「不正の追及」にすべてをかけていた。

 そして、2002年1月、著書に添えて、私たちのもとに届いた直筆の手紙。
『今まで解けなかった「日本病の正体」が見えました… 石井紘基』

 学生運動に燃えた青年時代、「鉄のカーテン」ソビエト連邦への6年間の留学、ロシア人妻との結婚、帰国、そして政治の道へ…。石井はいつも何かに追われるように日本の行き先を案じていた。

 8月13日(水)放送の第12回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品「『日本病』の正体〜政治家 石井紘基の見た風景〜」(深夜2時43分〜3時38分)では、石井が残した63箱の膨大な資料の開封、残された家族の姿を通じて、政治家・石井紘基の人生の足跡をたどることで、石井が主張した日本崩壊へのシナリオを読み解き、石井の眼に映った「日本病の正体」を探る。
 そこから浮かび上がるのは、紛れもなく、ありのままのこの国の姿である。

■石井が残した63箱の資料
 ここ数年、石井紘基は「国会の爆弾発言男」と呼ばれていた。自らの手による徹底した調査と追及。事件直後から「闇の勢力」による謀殺説がささやかれたのは、石井がこの国を揺るがすような情報を握っているからだといわれた。
 事件直後、関係者は、議員会館に残された資料を運び出し、ある場所に保管した。国会議員としては異常とも言える63箱の膨大な資料には何が残されているのか。
一人娘のターニャさん(31)は、父・石井紘基の遺志を継ぐため、資料の開封に取りかかる。
 箱から次々と出てくる資料や、手書きのメモからは石井の独自な視点が垣間見える。この63箱の中には、政治家・石井紘基が見た風景がすべて詰まっている。

■政治家・石井紘基の原点 若き日のソビエト留学
 政治家・石井紘基の原点となったのは、若き日に留学した「鉄のカーテン」ソビエト連邦で見た厳しい現実であった。東西冷戦のさなか、学生運動に燃えた石井が、社会主義を実現した理想国家で見たものは、長年の一党独裁により、腐敗した政治と社会であった。石井は当時、日本では誰も知らなかったソ連の現実を体感し、大国の崩壊を予言した。
 しかし、6年間の留学生活を終え、帰国した石井の目には、資本主義自由経済であるはずの日本が、ソ連と二重写しに見えるようになった。

「このままでは日本も崩壊する」

 ソ連の二の舞への危機感が石井紘基を突き動かした。

 そして…

「父のことを知りたい…」

 今年、残された一人娘のターニャさんが初めて、父が留学したモスクワ大学を訪れる。そこには若き日の父の足跡があった…。

■特殊法人問題の追及、石井紘基が見た本当の日本の姿
 1991年、石井の予言から20年の時を経て超大国・ソビエト連邦は崩壊した。時を同じくして、国会議員となった石井は、この国の実態を明らかにしようとした。
 小泉内閣が掲げる特殊法人の問題に関しても、石井は誰よりも早く目をつけ、徹底的な追及を行った。自らの手と足による調査。時にはブラックな情報源とも接しながら石井が手に入れた資料は、国会を揺るがしていった。
 この国の本質的な問題を追及していく石井の目に映ったのは、かつて留学したソ連と同じ、一部の政治家と官僚が思うがままに経済を操る、資本主義の仮面をつけた社会主義国・日本の姿であった。
 今回、番組では、石井が訪れた現場や、石井が手に入れた資料をもとにその主張を検証していく。

<西村陽次郎ディレクター(フジテレビ情報番組センター)のコメント>
 昨年10月、石井紘基議員の刺殺を知ったのは、テレビのニュースでした。かつて、「日本道路公団」の取材で石井氏にインタビューを行った私は、石井議員の激しい国会質問や徹底した資料の収集・分析に関心を持っていました。その石井議員が右翼活動家なる人物に刺殺された。戦後、現役の国会議員が刺殺されたのは3人目というショッキングなニュースが、今回の番組のスタートでした。一人の政治家がたどった道、残された犯罪被害者である遺族の生活、そして、事件の真相…。不幸な事件で突然この世を去った一人の男の足跡をたどることで見えてきたのは、さまざまな意味で完全に行き詰まった日本の姿でした。取材を通じて知った若き石井青年の情熱にあふれたモスクワ留学時代、残された家族の強い意志。いろいろなものに励まされながら今回の番組ができたと思います。この番組が、これからのこの国の行方を少しでも考えるきっかけになればいいと思っています。--------------------------------------------------------------------------------
<プロデューサー> 味谷和哉(フジテレビ情報番組センター)
<ディレクター> 西村陽次郎(フジテレビ情報番組センター)
<制作> フジテレビ情報番組センター
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2003年8月6日発行「パブペパNo.03-226」 フジテレビ広報部



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